あったかい気持ち | 学校法人広島女学院 広島女学院ゲーンス幼稚園

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あったかい気持ち

ぽかぽか暖かくなったぼうけんの森で、めだか組の子どもたちはたくさん遊んでいます。「怪獣がいるかな」なんて想像して、どんぐりや松ぼっくり両手に探検したり、「イノシシさんのおふろだってー!」と入ってみたくなって足を入れようとしてみたり、何回行ってもいろんな発見があって新しい出会いがある森です。

また、仲間を育んでくれる空間でもあります。

◯◯◯

ある日、

ぼうけんの森をぐるっと回って探検してきた子たちが、

あと少しでさんかくひろばに到着というところで

座りこんでしまいました。

「疲れて歩けないよ〜」

そこへ「どうしたの?大丈夫?」と3人のお友だち。

「疲れたの?」「うん」。

「歩けなくなったの?」「うん」。

歩けないと訴える子と

その子の姿を放っておけない子たち。

広〜い森の中で

4人だけの静かな時が流れていきます。

「歩けない!」という気持ちを汲み取ってくれる

仲間たち。

ただ、そばにいて

その気持ちに寄り添ってくれているだけなのですが

だんだんと、

座り込んでいた子の表情が変わっていきます。

心が動いたのでしょうか?

顔を上げたその子は

友だちが差し出した手をぎゅっと握りました。

そして、立ち上がり

ゆっくりゆっくりと上がってきました。

4月に友だちと出会い、今までたくさん遊んでたくさん心通わせた子どもたち。心が温かくなりました。