子どもたちが、あふれる愛の中で育つこと、
その子らしく幼児期を過ごすこと、
まるごとの自分が肯定されていること、
その子の「やってみたい！」が実現できることを
大切にしたいと願っています。

子どもたちは大人に愛されていると
感じることで気持ちが安定し、
自分を安心して表出・表現することができます。
私たちは一人ひとりの子どもと出会い、
心の動きに寄り添い、
子どもたち一人ひとりが安心して
自分を出すことができる雰囲気・場所をつくることを
最初の目標としています。

すぐに出してくる子もいれば、ゆっくり出してくる子、
出し方が変容してくる子もいます。
一人ひとりの「自分」も、
一人ひとりの「出し方」もそれぞれです。
みんなが自分を出し始めると、
活気あふれる園になっていく一方で、
目が離せない状況も生まれてきます。
ひやり・はっとすることも、
お互いの思いがぶつかり合って衝突することもあります。
幼児期には、この「ひやり・はっと」や
「衝突」や「葛藤」がとても大切だと考えています。
「安全」には「リスクを知る」ことが、
「自由」には「責任」が、
「主体性」には「他者とのかかわり」が伴います。
一人で「勝手気まま」に育つのではなく、
「一人ひとり」が「みんなと一緒に」
その子らしく育っていきます。

ゲーンス幼稚園は、子どもたちはもちろん、
そこに関わるすべての人たちが
共に成長できる場所でありたいと願っています。