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日々の幼稚園
バス車内でのリスク対応について
園児がバス車内にとり残されるということが、
まずは起きないように、二重、三重に安全確認をするというのが大切ですが、万が一そのようなことが起きてしまった場合、園児がバス車内で助けを求める行動をとることができるよう話し合い、その一つの手段として、クラクションを鳴らす訓練をしました。
2台のマイクロバスは、車内の移動が簡単です。運転席まで移動してハンドルの真ん中を押すと、大きな音がします。
5歳児だと、運転席に座った状態でも鳴らせるようですが、体格の小さい子は立った状態で体重をかけないと鳴りませんね。
はやぶさ号(ハイエース)は、乗車スペースと運転席とが区切られているので、その間の枠を乗り越えて運転席の空間に出て、それからクラクションを鳴らすという、工程も複雑になり難易度が上がります。
また、シートベルトをしたままの状態から、外して乗り越えて、体重をかけて鳴らす・・・鳴らすことがゴールではなく、大人に気がついてもらって扉を開けてもらえるというところまでを、子どもたちができるか?ということを問いかけ、あらゆる事態を想定し、もしもの時の手立てを、子どもと一緒になって考え行動できるようにしていきたいと強く思いました。
何事も経験が大事。やってみてわかることがたくさんあります。
すべての子どもたちが体験できるように、これからも時間をとって取り組んでいきたいと思います。
そして、バス車内だけでなく、園内やぼうけんのもり、ゲーンス農園やお出かけの時など、どんな状況でも、様々なリスクが隣り合わせにあることをいつも想定して、それに対してしっかり備えた上で、安心して過ごせる日々を子どもたちと共に大切にしていきたいと思いました。