ぼくらは小さな海賊だ! | 学校法人広島女学院 広島女学院ゲーンス幼稚園

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ぼくらは小さな海賊だ!

あひる組のお部屋の片隅で、絵の具活動の時に机に敷くシートを見つけた子どもたちがいました。

「せんせい、これで遊んでいい?」

本当は絵の具活動のために用いるシート、あんまり踏んだり引っ張ったりしてほしくないなぁ…

そのシートよりも、柔らかくて子どもたちが遊びやすく、目的に合う素材があるはず。思い切って提案してみます。

「その絵の具のシートよりも、このブルーシートはどう?」

ガサガサ。広げて敷いてみると…

「わぁ、海みたい!」「そうだ!大型積み木で船作ろうよ!」

「海賊船だ!」

早速、船作りが始まりました。

たくさんの子どもたちが集まってきました。頭に海賊のしるしをつけて!思い思いの海賊の絵やマークなどを描いたり、片目を隠したりと、張り切ってこわい海賊になりきっています。

船に乗って海を旅していると、あっという間に降園時間になってしまいました。

「また明日続きしようね」「明日はもっと大きい船にしようよ」

翌朝、朝のお支度を終えると、早速船作りが始まりました。

なんと立派な船!

たくさんの人が乗れるようになりました。荷物も積んであります。ハンドルもあります。船の甲板に乗って、魚釣りもできます。

釣った魚は焼いて食べよう!

裏側には赤ちゃんをお世話する海賊、お料理を作る海賊もいましたよ。「ごはんができたよー」「はーい、今いくよ!」まるで大家族のようでした。

張り紙「おばけがでます」

想像力豊かなあひる組の子どもたち。力を発揮し合って遊びを作り上げていきます。

安心してアイデアを出し合い、時には思いがぶつかりながらも、みんなで一つの遊びを作り上げていく姿に、これまでに築かれた友だちへの信頼感を感じます。

もうすぐ3月。まだまだ、クラスの仲間たちとイメージの世界に出かけて、様々な遊びを楽しみたいと思います。