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日々の幼稚園

やってみよう!
ものづくりが大好きな子どもたち。
様々な素材を使って、自由な発想で素敵な作品がたくさん生み出されています。

その中でも特に人気の素材が「トイレットペーパーのしん」。
先日、紙袋いっぱいにトイレットペーパーのしんを持ってきてくれた子どもがいました。
「使っていいよ!」「すごい!」「ぼく、望遠鏡作りたい!」「注射器にしたい!」「ロケットもいいね!」
「まだまだたくさんあるね、どうする?」
「そうだ!たくさんあるから他のクラスに分けてあげようよ!」
「それいい!!」
「ほしい人いませんかー!」と呼びかけながら他のクラスをまわり、みんな大喜びで、たくさんあったトイレットペーパーのしんも、あっという間に売り切れになりました。
満足そうな表情の子どもたち。みんなで嬉しさを分かち合った日でした。
– – – –
数日後
– – – –
さて、また別の子どもが「みんなで使っていいよ!」と紙袋いっぱいにトイレットペーパーのしんを持ってきてくれました。
「今度はどうする?」「また届けに行く?」
そんな話をしていると、
「そういえば、私トイレットペーパーのしんの絵本持ってるよ」「え!ぼくも!」
昨年の9月に福音館の月刊誌「ちいさなかがくのとも」のこんな本をご家庭にお届けしたのでした。

幼稚園に置いている絵本も探してきて、みんなで開いてみました。
「これ、最後がすごいんだよ」「ね!」
指で押すと簡単につぶれるトイレットペーパーのしん。だけど、縦に置いてたくさん集まると…!
なんと、絵本のページいっぱいに置いたトイレットペーパーの上に乗っている子どもの写真がありました。
「ね、これやってみたい!!」

ならべて、ならべて
「これ本当にできるのかなぁ」「やっぱり無理じゃない?」

「よし、乗ってみる!」「そーっと、そーっとね!」

「すごい!!本当に乗れた!」
「トイレットペーパーのしん、すごすぎる!」

「片足でもできるよ!」
「ジャンプで降りたらどうなる?」「わー飛び散った!」
「1個だけでも乗れるかな?」
「先生は重すぎるから、乗らないでー!」
友だちと一緒にあれこれ試して、不思議!おもしろい!と大喜び!!
ものづくりの素材になるだけでなく、不思議でおもしろい「トイレットペーパーのしん」。
科学のたねって、いろんな所に転がっているものですね♪